先日も書きましたが、最近のIT機器は「AIなんとか」が多くてわけがわからなくなってますよね。
「なんかすごそう」という印象があるものの、じゃ、どこが違うの?という感じです。
パソコンにおいても、ちょっと前には見かけないキーワードが出てきています。そのひとつとして「Copilot+ PC」というのがあります。
一部のパソコンに掲げられたキーワードなのですが、これっていったいなんなのか?
今日はそんな話をしたいと思います。
Copilot+ PCとは?
Copilot+ PCは、Microsoftが開発した最新のAI技術を搭載した一連のパソコンです。このパソコンは、NPU(ニューラルプロセッシングユニット)というものを内蔵しており、リアルタイムでAI処理を行うことができるんですね。これにより、従来のPCと比べて作業効率が飛躍的に向上するようです。
主な特徴
1. 高速なAI処理能力
Copilot+ PCは、NPUを搭載しているため、AI関連のタスクをネットに頼ることなく、ローカルで高速かつ効率的に処理できます。これにより、画像生成や音声認識、自然言語処理などの作業が高速でスムーズに行えます。
2. 低遅延での応答
AI処理をローカル(自分のパソコン内)で実行するため、遅延なく応答が可能です。これにより、リアルタイムでの作業が求められるシーンでもストレスなく使用できます。
3. プライバシー保護
ローカルでのAI処理をするため、データが外部に送信されることがありません。これが最大のメリットかもしれません。プライバシーや機密情報を保護しながら作業を行うことができますね。
4. バッテリーが長持ち
NPUは従来のCPUやGPUと比べて消費電力が少ないため、バッテリーの持続時間が向上します。モバイルPCにはありがたいですね。
こんな感じです。
AIを使った処理はウェブサービスを使えば、低スペックのパソコンでもある程度は可能なのですが、Copilot+ PCは、ローカル環境でAIを使えるので、機密保持やスピードアップというメリットがあります。
具体的な用途
それでは実際にどんなことに役立つのでしょうか?
◆ドキュメント作成
AIが自動で内容を提案したり、過去のファイルを瞬時に検索してくれるため、ドキュメント作成が効率化されます。
◆画像編集
AIが画像生成や編集を自動化し、ペイントやPhotoshopなどのアプリと連携してデザイン作業をスピーディに進めることができます。
◆データ解析
膨大なデータをAIが解析し、必要な情報を瞬時に抽出してくれるため、データ解析の効率が飛躍的に向上します。
まとめ
Copilot+ PCは、最新のAI技術を活用して作業効率を劇的に向上させる次世代PCです。高速なAI処理能力、低遅延での応答、プライバシー保護、そしてバッテリー持続時間の向上など、多くの魅力的な特徴を備えています。
ただ、ハードウェアに求められる要件が高いため、現在のところ高価であるという欠点もあります。
(NPUの処理能力が40TOPS以上とかです。そんなNPUが内蔵されたCPUは現在のところそれほどありません)
自分がやりたいことが本当にできるのかをよく検討してから購入しましょう。